バングラデシュ

WSOが設立された2010年代前半、バングラデッシュの「平均的な年収」は約1000USドル、日本円にすると12~13万円程度というデータがありました。月収にすると1万円程度、1日の収入は500円程度ということになります。

設立から10年近くたった今、2022年現在バングラデッシュの平均年収は約2000ドルに到達したとも言われています。それでもバングラデッシュはアジアの中では最も貧しい国の1つということに変わりはありません。

このような貧困国では、「多くの親が子供を労働力として見ている」という現実があります。それはつまり、子供たちが学校に行くことを快く思わない親たちが多くいることを意味しています。

それが故に、勉強を続けたいと思っても親が子供を労働力として考えている家庭環境では、成績優秀な子供でも就学を続けるのが難しいのが現実です。ただ、年齢の小さな子供でもできる仕事の大半は、生産性の高いものでもありません。これが貧困を抜け出せない原因の一つとWSOは考えています。